チューリップを花屋で買える時期は?オシャレな飾り方を写真で紹介!

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チューリップ_花屋

新年度を迎えて春も盛りに入り、様々な花が賑やかに咲く、楽しい季節がやって来ましたね。

春の花の中でも人気なのは「チューリップ」童謡でもおなじみの可愛らしい花です。

チューリップは切り花として部屋に飾るのもオススメ。カラーバリエーションが豊富な上に個性的な花の形状がアクセントとなるため、グッと部屋のオシャレ度を上げてくれます。

帰宅した時、チューリップの鮮やかな色が際立ち、ほんのり花の香りが漂う部屋が迎えてくれたら…想像するだけで、とても素敵な光景です。

でも…

「チューリップの開花時期っていつ?」

花のプロでもない限り、なんとなく『春』としか答えられないのではないでしょうか。花屋で買おうにも、売っている時期を知らないと無駄足になってしまいますよね。飾り方のポイントだって、押さえておきたいものです。

今日はそんなチューリップを花屋で買うことの出来る時期と、上手な飾り方を写真を使ってご紹介します!

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チューリップが花屋に並ぶ時期

チューリップを花屋で買うのに最も適した時期は例年2~5月です。大型店では1月から6月頃まで出回ります。大体1本100~300円くらいで買えるところが多いですね。

実は一年中売っている花でもあるのですが、最盛期は種類の数も多いので、基本はこの時期に買うのがオススメですよ。

ただし、冬から春への気温変化が急な場合は、シーズン終了が早くなってしまいますのでご注意を。最寄りの花屋さんに在庫があるか問い合わせてみましょう。

では、花屋でチューリップに出会えたとして、どんな花を選べばよいのでしょうか? 折角良い気分で買ってきたチューリップ。すぐに枯れたりしおれたりしてしまっては残念ですよね。でも大丈夫。初心者でもカンタンな見分け方があります。

良いチューリップを選ぶ3つのポイント

チューリップに限らず、一般的に良い生花(切り花)は

  • 全体的に瑞々しくハリがあり、花が上を向いている
  • 葉や茎の発色がよく、傷がついていない
  • 花が開ききっていない

という条件を備えています。

切り花は、植えられた花と違い茎の切り口から水分を吸い上げるのですが、この吸い上げが上手くいっていないとしおれ気味になり、花の首が下がります。このような花は持ちが悪いので避けましょう。

同様に、葉や茎に傷がついているとそこから傷みやすくなります。これも避けた方が無難です。

また、花が開ききっていると、その花は切り花としての見頃を既に迎えてしまっているということ。家に持ち帰っても数日しか飾れません。注意しましょうね。

以上の点に気を付け、あとは店員さんと相談しながら、自分好みのチューリップを選んでみましょう!

さあ、これで無事に良いチューリップを購入できたとします。でも、意外と難しいのが『どう飾るか』。普段花を飾る習慣のない人は、迷ってしまうかもしれません。そこで、初心者でも失敗しづらいコツをご説明しましょう。

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チューリップにはシンプルな花器を合わせよう

独特な形状が魅力のチューリップの花。

それを最大限に引き立たせるには、やはりシンプルな花器(花瓶)を使うのが一番です。

色は透明か白が無難

他の花も生けることが出来てオススメなのは、透明か白のもの。少し上級者向けですが、下の画像のようにブリキのマグを使うのもオシャレですね。

カラーコーデに自信があるなら、他の色の花器でチャレンジするのもいいかもしれません。その場合も、柄の少ないスッキリしたものを選んだほうがよいでしょう。

高さに合わせて形状を変える

チューリップの高さを際立たせたい場合は、下の画像のような細型タイプの花器がオススメ。スッキリとした花姿を楽しむことができます。調味料などの空き瓶を再利用するのもテクニックです。

 

花が開いて首を下げてきたら、短くカットして、次の画像のようなツボ型の花器に移し替えるのも可愛いですよ。

 

他の花を合わせるならバスケットアレンジが可愛い

違う種類の花を合わせるなら、沢山の種類を入れて元気よく見せると、チューリップのポップな魅力が春らしさを演出してくれます。バスケットを使うととてもキュートです。

部屋のどこに置くか

チューリップの個性をうまく魅せるためにも、レイアウトには工夫したいところ。

どこに置いても部屋のワンポイントとして活躍してくれますが、周りに物をゴチャゴチャと置かないことが鉄則です。

例1:ダイニングテーブル

ダイニングテーブルに置くのはとてもオススメ! 花姿がスッキリしている上に花粉をこぼしにくいので、食事の邪魔になりません。

例2:窓際や壁際

小窓の傍や壁際が淋しいと感じているなら、是非置いてみましょう。周りに背の低い小物を散らすと、チューリップの存在感がいっそう増します。

ただし、直射日光がキツい場所は花の寿命を縮めてしまいますので注意してください。

例3:デスク

カットした状態なら、作業環境にもよく馴染みます。特に赤い色はやる気や意欲を高め、集中力を上げる効果があると言われています。是非、赤いチューリップを選んでみたいですね。

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チューリップの正しい生け方

花を買ってきた時、どうやって生けていますか?

包みをほどき、そのまま水に突っ込む…実は、これだけでは花が長持ちしません。チューリップに限らずですが、切り花を花器に移す際に、ほんの少しの手間をかけるだけで花の寿命がグンと伸びるのです。

チューリップを買ったら真っ直ぐ帰宅し、『水あげ』をする

植物は茎の中の『導管』と呼ばれる管から水を吸収し、葉から蒸発させています。このサイクルが上手くいかなければ、植物はしおれてしまうのです。これは切り花でも同じ。

花屋では充分に水を吸収できていても、持ち帰っている途中は、葉からどんどん水分が出て行ってしまう状態が続きます。この時間は、短いに越したことはありません。ですから、花屋でチューリップを購入した後は出来るだけ真っ直ぐ家に帰りましょう。

そして帰宅後は、持ち帰りの間に蒸発してしまった水分を補給するため、『水あげ』と呼ばれる作業を行います。これで、花がしおれるのを防ぐことができますよ!

『水あげ』の方法

では、どうやって水あげを行うのでしょうか? 熱湯に浸けるなど専門的なやり方もありますが、最も簡単な方法を説明します。

余分な葉をカットし、全体を新聞紙でくるむ

まずは水に浸かる部分に生えている葉を落とします。

次に、茎の切り口から10センチほど残し、そこから上は全て、切り花全体を新聞紙でくるんでしまいましょう。これは、水あげの最中に葉から水分が蒸発するのを防ぐためです。

新聞紙にくるんだら、次は水に浸けて水分を補給させていきましょう。

深めの容器に水を張り、水の中で茎を切る

先ほど、植物の茎の中には導管という通路があり、そこから水分が伝っていくと話しましたね。実は、この導管は空気に触れると詰まってしまい、上手く水分が巡らなくなります。ですが、切り花は茎の切り口が露出しているため、花屋のバケツから出した時点で空気に触れてしまっているのです。家に帰ったら、この導管の詰まりを解消するため、切り口を新しくしてあげましょう!

やり方ですが、まずは出来るだけ底の深い縦長の容器(バケツなど)を用意します。そして水をいっぱいに張り、茎の切り口を水に浅く沈めましょう。そして、水の中で茎を斜めにカットします。水中で切るのは、茎の中の導管が空気に触れるのを防ぐため。専用のハサミがなければ、普通のもので大丈夫です。スパッと綺麗に切ってくださいね。

花を立てて1~2時間待つ

水の中で茎を切ったら、そのまま茎の切り口が容器の底に着くまで沈めて花を立てます。当然新聞紙の一部は濡れますが、構いません。水が深いと、その水圧で茎の切り口から水がググッと導管を伝い上ってくれるため、切り花の中をすみずみまで水分が行き渡るのです。

ただし、肝心の花の部分(花首から上)は水に浸けないように注意しましょう。

この状態で1~2時間おいたら、水あげは終了です。

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水は浅めに、楽しみながら生けて

さて、水あげが終わったらいよいよ花器にチューリップを生けます。

先ほどは水の効率的な吸収のために水を深めに用意しましたが、飾る時は別です。特にチューリップは茎が腐りやすいため、できるだけ浅水で生けてください。目安としては、底から10cm前後だとちょうどよいでしょう(短くカットした場合を除く)。そうそう、水あげ容器から花器に移す時も、なるべく切り口が空気に触れないように湿らせたティッシュなどで覆って移動させてくださいね。

実際に生ける時はチューリップの茎の流れを意識して、自分の好きな見た目になるまで微調整してみましょう!ここが一番楽しくなる作業だと思います。といってもイメージが湧きにくいかと思いますので、チューリップの画像をいくつかご用意しました。参考になれば幸いです。

↓ 一輪挿しでも、葉を有効活用すると存在感が出やすいです。

↓ 数本で生ける場合は、高さをバラバラにして広がりを見せると綺麗に見えますよ。

沢山使う場合は、それぞれの花が異なる方向を向くようにすると華やかに。

この画像以外でも、検索すればオシャレなレイアウトを沢山見ることが出来ますので、参考にしながら納得いくまで可愛く飾ってみましょう!

水はこまめに交換

さて、飾ったチューリップですが、何もしないと水が悪くなりますので、毎日こまめに水を交換してあげましょう。

また、水あげ作業の時に新しくした茎の切り口ですが、日数が経つとだんだん詰まりやすくなってしまいます。様子を見ながらなんどか茎を切るといいですよ。短くなった時のために、あらかじめ小さな花器を用意しておくといいですね。

以上がチューリップを長持ちさせる、正しい生け方のポイントです。少し手間はかかりますが、これでチューリップを長く楽しむことが出来ますよ。これは他の切り花を生ける時にも役立つテクニックですので、覚えておくと便利です!

まとめ

というわけで、チューリップが花屋に出回る時期と、その飾り方を紹介しました。

【おさらい】

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  • チューリップが花屋に並ぶのは例年3~5月
  • 良いチューリップの切り花は、瑞々しくハリがあり、傷がなく、花が開いていないもの
  • シンプルな花器を選んでチューリップの個性を引き出す
  • ダイニングテーブルを始め、淋しくなりがちな場所のワンポイントとして飾るとオシャレ
  • 買ってきたら水あげを行い、きちんと水替えをすることで長持ちする

春の象徴とも言えるチューリップ。花屋さんで見かけたら、インテリアに取り入れてみてはいかがですか? 新生活や新年度の気分を盛り上げてくれますよ!

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